St. Louis (MISSOURI) ★ セント・ルイス(ミズーリ州)
King of Ragtime Cities
「最高のラグタイム都市」という名称があるのなら、
間違いなく最有力候補に上げられるのが、この街でしょう。
そしてその中心に位置する人物が
「ラグタイムピアノのパイオニア」としても知られる
トム・ターピン Tom Turpin (1873-1922)
だと言えます。
彼は「黒人で初めて(ラグタイムの?)楽譜出版をした人物」
としても歴史上に名を残している訳ですが、やはり
「ローズバッド・バー
Rosebud Bar」のオーナー
としてのイメージの方が強く感じられます。
それは以下のような紹介文を見ても明らかでしょう。
the Rosebud Bar,
the mecca for all underground ragtime musicians
("Rags
And Ragtime" by Jasen & Tichenor, Dover Publications,
Inc.)
(ローズバッド・バー、名も知れぬすべてのラグタイマー達が目指した聖地)
♪
ジョプリンは彼自身のキャリアの「中盤」−恐らく1901年から1907年まで−を
この活気あふれる街で過ごしており、地元や遠方から訪れたラグタイマー達とも
活発に交流していたようです。その成果はこの時期に出版された充実した
作品群−『The Easy Winners』『The Entertainer』『Elite
Syncopations』
『The Cascades』といった有名どころのラグタイム曲や
『A Guest of Honor』といったオペラ作品−を見てもおわかりでしょう。
その一方で、私生活での困難−最初の妻
Belle との別れ、
Freddie
との出会いと結婚から妻の病死による早すぎる終焉−や、
前述の『A Guest of Honor』公演でのつまづきと失敗といった
<人生における難しい時期>
を過ごした土地でもあったのでした。
しかし彼はこれらの苦難を乗り越え、
「更なる高み」を目指すかのようにして、
1907年の夏には彼の人生の終着駅となる
ニュー・ヨークへ移り住むこととなります。
その後ジョプリンがこの中西部の街を訪れることは
二度とありませんでした。

| セントルイスを紹介するサイト。ジョプリンの家に関する案内があるほか、街全般に関する様々な紹介が丁寧に盛り込まれています。見ていると行きたくなりますね。 | |
| ジョプリン博物館 | ミズーリの州立公園と史跡を紹介するページに、「ジョプリンの家」=現在は博物館が紹介されています。ジョプリンの紹介や内部の写真なども掲載されており、見ていると行きたくなりますね。 |
| セントルイス万国博 | セントルイス市の公式ページに掲載されている「万国博(1904)」の紹介記事。ジョップリンの『The Cascades』に関係すると思われる「カスケード滝」の写真があります。 |
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